バロックチェロ

July 4, 2017

 

 

バロック奏法とかピリオド奏法などの言葉を初めて聴いたのはいつのことだったか。ヨーヨー・マがある時期、弓を短く持って演奏していた事が有り、それはバロック奏法を意識したものだと、当時の先生が教えてくれました。

私が初めてバロックのチェロ弓を手に入れたのは12、3年前でした。長岡京アンサンブルの森悠子先生の音楽道場を受講したとき、森先生がバロック弓での呼吸感(下げ弓は吐く息、上げ弓は吸う息)をデモンストレーションしてくださって、とても興味を覚えたからでした。しかしただ手に入れただけではただの道具。そのまま長い事お蔵入りをさせてしまいました。

そうしている間にも世の中にはバロックスタイルが増えて行き、YouTubeでもいくらでも動画を見る事が出来ます。

 

私の感性がようやく目を覚ましたのはバッハの「マタイ受難曲」や「ヨハネ受難曲」をバロックスタイルで演奏されたのを聴いた時で、ヴィブラートは少なく低めのピッチにオリジナルの楽器とガット弦の音色。それまで主流だった重々しく重厚なバッハではなく、透明で暖かみがあり素朴でもある演奏がとてもすんなりと入って来ました。いくつか聴いた中でも一番好きなのは、ヘレヴェッヘ指揮のコレギウム・ヴォカーレ・ゲントのマタイ。ヘレヴェッヘのCDも買いましたが、福音史家はCDのイアン・ボストリッジ氏より、この動画のプレガルディエン氏の方が好きです。

 

さて、そんなこんなの私が今日ようやくバロックチェロの師にたどり着きました。

まだまだ準備が中途半端で、エンドピンを引っ込めてバロック弓で弾くだけでしたが、マタイ受難曲の通奏低音でレッスンして頂きました。まあ、この曲に乗るチャンスはきっとないでしょうけども、この第一曲冒頭「曲の初めにコンサートマスターを見てると落ちるよ」というアドヴァイスは最重要かと思います!

先生の手元を見ているとガットゆえの動きがとても細かくあって、私が普段使っているドミナント弦はスチール弦とはいえペルロンという繊維なのでガットに近いのではと思っていましたが、やはりガットでなければ動きの必然性が生まれないようです。

 

次回からはもう一台の方のチェロをバロック仕様にして臨みたいと思います。

 

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