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毛替え完了

 2、3ヵ月ごとに毛替えをしていますが、今度の日曜日の小さい本番を前に昨日替えてもらいました。しがないチェロ弾きでも自分の道具はいい加減にしたくないもので、以前は大阪まで毛替えをしてもらいに出かけてましたが、最近は近くでカザフスタンの毛で張ってもらうという最良の組み合わせがみつかりました。

昨日はレッスンがお休みだったので、毛替えしたあとはしっかり一晩かけて自然乾燥させることができ、さらに今回はあらかじめイメージしていた松脂の塗り方を試してみます。

 ふだんは基本的にヒストリカル・ロジンというかなりサラッとしたタイプを使っています。

この松脂は真っさらな状態の弓毛にはなかなか乗りづらいのです。いつもの手順だと毛の裏から塗ってから表を塗ります。この裏のときがヒストリカルロジンだとなかなかつかない。最初に塗る松脂が均一に行かないとしばらく後を引くような気がしていました。

なので今回は裏はアルシェのソプラノから塗ることに。(アルシェソプラノもいわゆるバイオリン用でサラッとタイプで、ヒストリカル・ロジンよりはずっと塗れた感はわかりやすい。*)

そうしたら表ではヒストリカル・ロジンがすごく乗りやすいし、均一に仕上がりました。これはいい方法だったな〜。

一晩自然乾燥+均一ヒストリカル・ロジン、で、毛替え完了です!あと弦も替えました!

*ヒストリカルロジンはひっかかりが悪いわけではありません。

私の個人的な感想ですが、初めて使った時はちゃんと塗れているのかよく分からなかったし、とにかく弾いた感触がそれまで使ってきた松脂のどれとも似ていない、なんじゃこれは...?と思いました。

でも、多分今後はずっと使うであろう松脂です。

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