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レッスン室・Cadenzaカデンツァ

上田さとこチェロ教室がレッスンをしているお部屋をご紹介します。

場所は福岡市中央区小笹、福岡市動物園の南側に位置し、「カーサ・フェルマータ」という音楽愛好家専用マンション1階のグランドピアノ2台を設置したサロンです。

ぐるりの壁にはパリ在住だった画家の山崎勉さん(1949~2017)の作品が掛かっていて、とても豊かな気持ちにさせてくれます。山崎さんがご存命の頃は毎年の帰国のたびに、このCadenzaで個展の準備をされていました。なので去年まで毎年の個展の度にカデンツァに掛かる絵が入れ替わって、山崎さんの使う色味の変化や題材やスケッチ場所に思い思いに感想をもって楽しませていただいてましたが、今年はもうそれも叶わず寂しいです。

けれど、画家の手を離れて残された絵たちは画家本人に成り代わって饒舌にその存在を語り始めたように感じます。不思議です。

このカデンツァには海外からのお客さまもお迎えしました。チェリストでは当時九州交響楽団の指揮を務めておられたダヴィド・ゲリンガス氏。日本公演の合間にミュンヘンフィルハーモニー管弦楽団の5人のチェロ奏者。私のドイツ人のお友だちのクラウス。

ピアニストもよく来られていますが私がお名前を存じ上げず...

椅子が30脚並べられるのでコンサートに使われることもあります。その他の設備はトイレと洗面台、冷蔵庫に電子レンジ。(あとお風呂があれば住めるのに、そこは残念!)

そして最新で特筆すべきはピアノ椅子!(私にはチェロ椅子ですが)

スペインのイドラウHidrau社の椅子で、ガススプリングで高低を変えることが出来ます。

ピアノやチェロで複数の人が共有するので、高さ変更が避けられないのですが、従来の椅子の左右のダイヤルをくるくる回すタイプは手に負担がかかるので、このレバーひとつはとても楽です。

椅子自体の重量もあって体を揺らしてもびくともしません。この安定感は素晴らしい。

ちゃんと2脚あるのでチェロのレッスンでも、私も生徒さんも快適です。

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